『カオスチャイルドらぶchu☆chu!!』感想 現実つらい
2014年に発売された 妄想科学ADV『カオスチャイルド』(以下カオチャ)。
2017年、新たに発売された今作『カオスチャイルドらぶchu☆chu!!』(以下、カオチャLCC)は、本編で主軸となる連続殺人事件がなかった世界をハートフル(?)に描くというもの。超簡単に言うと、ギャルゲ版です。
発売日に購入し、本日トロフィーコンプリートしたので感想をつづってく。
カオチャ本編では、連続殺人事件で恋愛どころではなかった登場人物たち。しかも、ラストはある意味バッドエンドなのではというくらい悲しい終わり方だった。
登場キャラクターたちに愛着がある自分は心に大きなダメージを負ったけれど、「カオチャLCCなら!!LCCならみんな幸せになれる!!!」と心躍らせてた。番外編とはいえ、ハッピーエンドが見られると。
…しかし、現実はそう甘くはなかった。(後述)
※以下、本編ネタバレ注意
来栖乃々ルート
これが『バブみ』というやつかァ……。
乃々は本当に人間ができているし、可愛いし、リアルだったら最高の女の子だろうなあ~~と思う。
カオチャ本編でも苦手だったけど、LCC乃々ルートの川原は露骨に悪役で見ていて本当にストレスが溜まった。
現実でもいるいる〜!!無駄にプライド高くて、フった瞬間態度コロッと変える奴〜〜!!
最後は本当にいい終わり方で感動したけど、このCGを見ると一瞬で感動が吹っ飛ぶ。すごい。
有村雛絵ルート
青春がまぶしすぎてつらい……。
雛絵が今時な女の子っぽいため、なんだがリア充カップルのイチャイチャを見せつけられているような気持ちになる。(特にノーマルエンドのエピローグ)
バカップル永遠に爆発していてください。
香月華ルート
これは、華推しの人からするとどうなんだろう??内気で無口な華を攻略したいわけで、外見が同じでも性格が違う『華』を攻略するのは楽しいのか…?
ギャルゲエロゲでたまに起こる『テキストとCGが一致していない現象』も。
なんだかキャラクター同士の会話も違和感があり、シナリオも無理矢理感ありすぎて少し勿体無いなあ…。
結衣、結人ルート
双子をアイドルユニットに仕立て、拓留がプロデュースするストーリー。(結衣の声優が本家アイドルマスターの声優だから?)
色々とロリショタアウトーー!!!!なシーンも多かったけと、本編で酷い目に遭う結衣ちゃんが幸せそうで満足です。
ロリが守備範囲外であっても、結衣ちゃんの『ありえないハッピーエンド』を見ることができたし、心に残るルートだった。
久野里さん、『子ども好き』レベルを超えて完全にショタコンですよこれは。
伊藤真二ルート(?)
キャストインタビューを読んで「これは伊藤ルート来るぞ…来るぞ…」とある程度身構えてたけどさあ…。
いや、やりすぎだろ………。
これ、男性プレイヤーはどう思うんだろうか…ギャグで流せるのか…!?カオスチャイルドすげえ…………カオスすぎる…………。
尾上世莉架ルート
本命の世莉架ルート。メインヒロインらしく、他のルートを一通りクリアすることでフラグが出現する仕様。
ストーリー上重要人物であるため、カオチャLCCといえどラブラブ成分よりシリアス度多め。
世莉架のトンデモっぷりは現実なら「勘弁してくり~~〜」となること間違いなしだが、二次元だからおっけいおっけい。
華ルート並にアダルト成分強めなのは嬉しいけど、贅沢を言えばほんわかイチャラブも見たかったかナ…。
トゥルーエンド
悲しいことに上記ルートはすべて夢であり、現実はカオチャ本編の続き。
もちろん拓留や伊藤は連続殺人事件の関係者として拘束中。この後、おそらく拓留は少年院行きというつらすぎる現実…。
ヒロインたちは無事退院し、後日談を描いた小説『カオスチャイルド Children's Revive』に続くんだろうな。
拓留と伊藤が報われないぶん、せめてヒロインたちには幸せになってほしい…。
総括
とりあえず自分個人の感想としては、『結婚するなら乃々(泉里)、付き合うなら雛絵、キャラとして好きなのは世莉架』…という感じかな~~。
シナリオの出来で言うと、『乃々ルート>雛絵ルート>双子ルート>世莉架ルート>華ルート』。これは好みの問題のため、個人差がありそう。でも、どのヒロインも最高に魅力的で可愛い。
でも、1つだけ言いたいことがある。結衣・結人ルートがあって、なぜうきルートがないんだよ……………。