自己満足メモ

日常でふと思ったことや、観劇(主に宝塚)、ゲームや本などの感想を正直に書きつらねるブログです。

パニック障害を発症し、貴重な1年を棒に振った話

パニック障害』という病気をご存知だろうか。

人間は、命の危機に直面した際や不安に襲われた際、脳がパニックを起こす。パニック障害は、普通の状態にも関わらず脳が勝手に「このままじゃ死ぬ!!!ヤバイ!!!」と危険信号を発してしまう病気だ。

ストレスが原因と言われており、めまいや震え、息苦しさ、発汗、激しい動悸などに襲われ、 人が密集した場所(電車やエレベーターなど)や人通りが多い場所でパニック発作を起こしてしまうようになる。

ちなみに『パニック』と言うと暴れるイメージがあるが、パニック障害の発作はその場から動けなくなってしまうというものだ。

 

今からおよそ5〜10年前、私は夢のように楽しかった高校を卒業し、専門学校に入学した。

 

……が。

入学から1ヶ月経ったころ、私は『人生最悪の奈落』に落ちてしまったのだ。

 

パニック障害で1年を棒に振った話

5月ごろ、私のストレスはピークに達していた。

入学早々、運悪くマイコプラズマ肺炎にかかり、体調は最悪。数週間休んだことによる授業への遅れや、新しい交友関係に対する努力、家庭内不和…。

 

『ヤツ』が発症したのは、「学校に行きたくない」「家にも帰りたくない」と思う生活を続けていた、ある日のことだった。

 

■突然、電車内で体調不良に襲われた

5月、私はいつも通り満員電車に乗り、学校へと向かっていた。しかし、突然激しい耳鳴りがしたかと思うと、目の前が真っ暗になったのだ。

あまりにも突然のことだったため、私は動揺した。最初は「目眩かな?」と思っていたが、全然治らない。なにも見えない。さらに徐々に息苦しくなり、暑くないのに汗が止まらない。

私は「このまま目が見えなくなったら、どうしよう!?絵も描けないし、ゲームもできない!!!」とむちゃくちゃ焦った。(一見ギャグっぽいが、本気でこんな心配をしていた)

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次の駅に電車が止まると、何も見えないので手探りで電車を降りた。満員電車だったため、誰かの顔に指をさしてしまった記憶がある。あの時はゴメン。

その日から、私は電車に乗ると毎回この症状に襲われるようになった。パニック障害発症である。

パニック発作が起きたら次の駅で下車し、30分ほどベンチで休憩。そんな生活を数週間ほど続けていたが、とうとう限界がきた。

 

■外出が怖くなり、半引きこもりに

最初は電車に乗ることができないだけだったが、次第に外出することすらできなくなった。「外に出ると症状が出る」という恐怖があったのだ。

 人生で初めて精神科に通うことになり、投薬をしつつ経過観察をすることに。

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 半引きこもり時代のことは正直言ってよく覚えていないが、人生で一番時間を無駄にしていた気がする。

 半年経ったころから徐々に回復し始め、徒歩で行ける距離のバイトを始めた。翌年4月には、幸い学校にも復帰することができた。

 

パニック障害は誰でも発症する可能性がある 

 パニック障害は、珍しい病気ではない。100人に1人が発症すると言われている。

 中でも、若い女性やストレスを溜めやすい人は発症しやすいと言う。

また、遺伝も関係していると言う説もある。後になって知った話だが、私の母もパニック障害を経験していたそうだ。

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もし「パニック障害?ただの体調不良?」と迷う症状が起こったら、内科だけではなく心療内科や精神科も早めに受診してほしい。

他の病気と同じく、早期発見・早期治療が大切だ。早期治療のおかげか、私は幸い1年ほどで完治することができた。

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パニック障害は『脳のエラー』であるため、自力ではなかなか治せず、つらい思いをしている人も多いことだろう。

しかし、決して焦らないでほしい。焦ったところで、余計にストレスが溜まり症状が悪化するだけである。心にゆとりを持ってしっかりと投薬を続ければ、少しづつ治っていくはずだ。

そして、もし身近な人がパニック障害になったら、「焦らんでええんやで」と言ってあげてほしい。