自己満足メモ

日常でふと思ったことや、観劇(主に宝塚)、ゲームや本などの感想を正直に書きつらねるブログです。

宝塚歌劇の沼へとはまっていった話

夏に仕事を辞め無職になった私は、これを機に「今までやりたかったけど、できなかった事に挑戦しよう!時間は腐るほどある!今やらずして、いつやるんだ!?」と意気込み『やりたいことリスト』を作成した。


以下が『やりたいことリスト』である。
 
劇団四季で「ライオンキング」を観る
宝塚歌劇でなんかしら観る
・スポーツクラブへ行く
・小説を読みまくる
・カーレースを見る
 
改めてこうして見返すと基本一人でやることばかりで少し寂しい気もするが、とにかく私はこれらがずっと気になっていたのだ。
前の職では週に最低6日は仕事で潰れるうえ、勤務時間も長く給与も少なく…と、なかなか手が出せず仕舞いだった。
 
「さてどれから手を出すか…ここは手軽なスポーツクラブから…?いや、とりあえず芝居のチケットは早めに取らなければいけないのでは?」と気付いた私は、なんとなく宝塚歌劇のホームページを検索した。
 
公演情報を見ると、なんともきらびやかすぎる画像が目に飛び込んできたのである。
 

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この画像を見た時、私は
エッ・・・エジプト!!?
と衝撃を受けた。
そう、私の中の『宝塚歌劇』とは、かの有名な『ベルサイユのばら』のイメージしかなかったのである。
宝塚歌劇に興味はあったものの正直あまり調べたことがなかった私は、「宝塚は、ベルばらみたいなドレスがたくさん出る劇をやってるんだろう」という勝手な思い込みをしていた。
 
きらびやかすぎるポスターの衝撃からだいぶ落ち着き、改めてこの公演を観るにはどうすればいいのか調べることにした。
 
 
チケット販売終わってる………。
 
どうやら、私が予想していた以上にチケット販売は公演のだいぶ前から行われるらしく、とっくのとうに完売していた。
しかもどうやらこの公演、宙組の新トップスターの初公演、いわゆるお披露目公演らしく、大層なチケット難らしい。
 
まずい…まずいぞ……。
この次の公演チケットを取ることも考えたが、きらびやかすぎるポスターのこの公演が気になって仕方がない私は、一体どうすればこの公演を観に行けるのか必死に考えていた。
 
そんな時、偶然テレビからこんなCMが流れてきた。
 
『チケット売るなら〜?チ◯キャン!』
 
それだ!!!!
 
チケットが正規の方法で買えないのなら、誰かから譲って貰えばいいのだ。
私は喜び勇んでチケッ◯キャンプのサイトへ飛んだのだった。
しかし、ここでまたもや壁が立ち塞がる。
 
高い。
 
これがべらぼうに高い。
ぶっちゃけ定価の1.5倍はするであろう物がズラリと並んでいる。
 
だがしかし、ここで諦めてはチケットは手に入らない。
今ここで金を使わずして何処で使う。
そう思い、勢いでB席のチケットを購入。
…これだけ意気込んでB席かと思われるかもしれないが、無職の私にはこれが精一杯だったのである。
 
こうして私は、なんとか宝塚歌劇宙組公演『王家へ捧ぐ歌』のチケットを手に入れることができたのだ。
 
そして次にやったことは
 
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形から入るタイプな私は、本から初心者の心得を学ぶことにしたのであった。

  

宝塚(ヅカ)読本 (文春文庫)

宝塚(ヅカ)読本 (文春文庫)

 
元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略 (角川oneテーマ21)
   ちなみにこの本、宝塚ファンでなくても普通に面白いので、機会があれば是非とも読んで頂きたい。
 
 
そして少しばかり時は流れ、ついに観劇当日。
電車に乗ること1時間、日比谷に着いた私は東京宝塚劇場へと踏み込んだ。
そこには宝塚というイメージに相応しい、華やかな光景が広がっていた。
 

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もっと気合い入れた服を着てこればよかった……。
 
さすがにTシャツジーパンとまでではないが、普通に近所に遊びに行く感覚で服を選んでしまった。
しかも、周りにいるご婦人方はいかにもセレブタウン日比谷な感じの服をお召しになっている。
これが、貴族のパーティーに何かの間違いで迷い込んでしまった平民の気持ちに違いない。
出だしから若干「やらかした…」と思ったが、とにかくも購買でパンフレットを購入し、座席に着くことにした。
 
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おっ…!?B席っていう割に、かなり見えるぞ!!
B席最前列のど真ん中という良席なこともあってか、非常に見晴らしの良い場所だった。意気込んで高い金を払った甲斐があるというものだ。
「あれが本で読んだ銀橋!!(※舞台の手前にあるU字型の通路)すごい!生オーケストラだ!!」とワクワクしていたら、あっという間に開演時間になっていた。
 
 
見終わった私は、魂が抜けきたった廃人のようになっていた。
過剰表現だと思われるかもしれないが、本当にそんな感じだったのである。
 
主人公ラダメスとヒロイン・アイーダの悲恋、それを取り巻くファラオやアムネリス達の人間関係の描写、オーケストラによる生演奏と非常に高い歌唱力による聞き応えのある歌、そしてフィナーレのきらびやかな衣装と豪勢な羽…と、ここでは語りきれない程の要素に、私はたったの3時間で魅了されてしまったのだ。
そして、気付けばその足で東京宝塚劇場内にある宝塚専用ショップ『キャトルレーヴ』へ向かい、大量の舞台写真や雑誌を購入していた。
 
帰りの電車では耳にイヤホンもささず、魂の抜け切った顔で、さっき見た公演を脳内再生していた。そして降り過ごした。
魂が戻ってきたのは、帰宅後に舞台写真と雑誌を見ながら数時間経っていた時だった。
 
それから私は、チケットを取るために宝塚歌劇公式ファンクラブの『宝塚友の会』へ入会したり、雑誌『宝塚GRAPH』『歌劇』の定期購読を申し込んだり、インターネットでひたすら役者の方々を調べたりと、怒涛の勢いで『宝塚歌劇』という名の底なし沼へと沈んで行ったのである。
 
あれから約半年、私は自分でヅカオタを自称できるくらいに成長し、今日も今週末から公演が始まる、花組『新源氏物語のために『瀬戸内寂聴箸・源氏物語』と漫画『あさきゆめみし』を読みふけるのであった。

 

源氏物語 巻一 (講談社文庫)

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